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近日中にも領収証を発行する予定があるので、社名変更早々新しい印鑑が必要になってきました。
いろいろ調べてみると請求書や領収書等に押す角印には法律的な意味は無いそうで、いわゆる《認め印》にあたるものとのこと。そういえば、角印ってどこに届け出るものでもないですよね。
なら、別に深く考える必要もあるまい。この際自分で納得のいく見栄えのものを作ってしまおう、ということでIllustratorでデザインしてみました。
以前から、いわゆる『開運印鑑』にも使われる印相体という書体がなかなかカッコイイと個人的に思っていたのですが、印相体は作られてからの歴史も浅く、実は由緒正しいものでないらしい。こだわりを持つ篆刻家の方々のおっしゃるところによると、邪道なのだそうです。
そこで今回は、古来からのオーソドックスな篆書体を使った正統派(っぽい?)デザインにしてみました。もっともひねくれた私らしく、一見分からないようなところにちょっとした小ネタを仕込んであるんですけどね。このあたりが、プロの方からすればハンコの素人と笑われそうですが(笑)
作り方としては別に凝ったことはしていなくて、以前買った篆書体のフォントで文字を普通に打って並べ、あちこちいじってバランスを整えただけです。曲線を直線ぽく直したりはしましたが、文字そのものの形が完全に変わってしまうほどは手を入れていないので、分かる人には何のフォントを使ったか分かるかも。
今回は完全手彫りなどにもこだわらないのでデータで入稿しようと思ったのですが、ゴム印でなく篆刻をデータで受け付けてくれる印鑑屋さんというのがなかなか見つからず一苦労。結局また仙台から遠い、関西にあるお店に制作をお願いすることにしました。
出来上がってくるまで4~5日だそうで、今から楽しみです。